- 関数の説明
RANK.EQ 関数は、データセット内で、指定した値の最高の順位を返します。
この関数を使用するには、セル内に =RANK.EQ と入力するか、ツールバーの メニュー > データ > 数式 > 統計 をクリックして、リストから RANK.EQ を選択してください。それから、必要な引数を入力して Enter キーを押します。
- 関数の書式
- 書式:=RANK.EQ(値, データ, [順序])
- 引数:
- 値(必須):順位を求めたい値を指定します。
- データ(必須):データセット、つまり順位を求めるのに使う値の配列または範囲を指定します。必ず範囲の参照でなければならず、直接入力はできません。
- 順序(任意):データセット内で、指定した値の昇順の順位を求めるか、それとも降順の順位を求めるかを指定します。省略するか 0 を指定すると降順、1 を指定すると昇順となります。
- 説明:データセット中に同じ値が複数存在する場合、それらの値は同じ順位となり、続く値の順位に影響を与えます。たとえば、"1, 2, 3, 3, 4, 5" という配列に RANK.EQ 関数を降順で適用した場合、二つある 3 の順位は両方とも 3 番目で、4 の順位は 5 番目、4 番目の順位はなしとなります。
- 適用シナリオ
ある法人が営業成績リストでトップ 3 名の表示をハイライトして、表彰したいと考えています。
この場合、RANK.EQ 関数と条件付き書式を使用すると、営業成績リストでトップのメンバーをハイライトすることができます。営業成績リストが更新されると、それに応じてランキングとハイライトも自動的に変化します。
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- まず、営業成績リストの最初のセル(C3)に、数式 =RANK.EQ(B3, $B$3:$B$7, 0) を入力します。それから、オートフィル機能を使ってほかのセルにも数式を入力すると、営業成績のランキングを計算できます。
- それから、営業成績リストの範囲 A1:C7 に 3 つの条件付き書式を設定して、C 列の数値が 1、2、3 の場合、セル範囲がそれぞれ赤色・橙色・黄色にハイライトされるようにします。詳しくは条件付き書式を参照してください。
営業成績リストのデータが更新されると、それに応じてランキングも変化し、トップ 3 名がハイライトされます。
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