GETPIVOTDATA 関数

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  1. 関数の説明
GETPIVOTDATA 関数を使って、指定された行と列の見出しに対応する集計値をピボットテーブルから取得します。
  1. 関数の書式
書式:=GETPIVOTDATA(値の名前, ピボットテーブルのセル, [元の列, ...], [ピボットテーブルのアイテム, ...])
  • 値の名前:ピボットテーブルから取得する値の名前を指定します。
  • ピボットテーブルのセル:対象となるピボットテーブル内の任意のセルへの参照を指定します(左上を推奨)。
  • [元の列...](任意、繰り返し可能):ピボットテーブルではなくデータソースでの列の名前を指定します。
  • [ピボットテーブルのアイテム...](任意、繰り返し可能):[元の列] に対応するピボットテーブル内に表示される行または列の名前です。
  1. 使用例
基本:ピボットテーブルデータを取得する
例えば、下左図の売上データがあります。ピボットテーブルを使って下記通りのデータ集計値を得ました(下右図)。
250px|700px|reset
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他のユーザーがピボットテーブルの構造を変更する場合、例えば行と列の入れ替え、フィールドの追加など、常に正しいデータを参照できるように、GETPIVOTDATA 関数を使用できます。
データの説明
数式
説明
総売上
=GETPIVOTDATA("売上",A1)
結果:37038
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「売上」は取得する値のフィールド名で、元のフィールド名でもピボットテーブルで変更されたフィールド名でも構いません。
最初の 2 つの引数のみを入力した場合、式はピボットテーブルのすべての売上値を取得します。
7 月の売上
=GETPIVOTDATA("売上",C6,"月","7 月")
結果: 13233
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「月」 と 「7 月」 は必要なデータに対する説明引数で、月はピボットテーブルのフィールド名で、ピボットテーブルのフィールド名が変更された場合、ここを同時に変更しないとエラーが発生します。
7 月の A 商品の売上
=GETPIVOTDATA("売上",C3,"月","7 月","製品","製品 A")
結果:10870
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新しい引数グループが追加されると、データはこれら 2 つの引数グループの交差領域にロックされます。
:同じフィールド内では、1 つの値のみが使用されます。複数の数値が使用されるとエラーがでます。例えば、
=GETPIVOTDATA("売上",C3,"月","7 月","月","6 月") の場合、結果がありません。
上級:シートでシンプルな検索ツールを作成する
同じく上記の売上データ表を例に、これを各地域の営業担当者と共有したい場合、作業の誤操作やミスを防止するために、プルダウンリスト特定のセル範囲・データに対する保護機能を使用できます。
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  1. 新しいワークシートを作成し、ツールバーの 挿入 > プルダウンリスト を順次クリックします。次に、プルダウンリストの設定画面では その他設定 をクリックします。
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  1. セルから参照 を選択し、ピボットテーブルに表示される項目をプルダウンリストのオプションに設定します。
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  1. 「売上」列に =IFERROR(GETPIVOTDATA("売上",'ピボットテーブル'!A1,"製品",A2,"月",B2),"") を入力します。A2 と B2 は、ステップ 1 のプルダウンリストのオプションに対応し、プルダウンリストのオプション選択が完了すると、その売上データが得られます。
  • :GETPIVOTDATA 関数の外側には、IFERROR 関数があり、「製品」と「月」のオプションが完全でない場合、セル内に空白が表示され、#REF! エラーが返されます。
  1. 最後に、ソースデータとピボットテーブルが含まれるワークシートを保護します。これで、他の人が編集できなくなります。
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作成者: Lark ヘルプセンター
最終更新:2025-02-13
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