- 関数の説明
QUERY 関数は SQL のような構文を使用します。Lark シートにて、QUERY 関数を使用して、データを柔軟に検索およびフィルタリングできるほか、値の集計を行うことも可能です。
- 関数の書式
- 書式:=QUERY(範囲, [クエリ], [見出しの行数])
- 引数:
- 範囲:クエリを実行するデータソースの範囲を指定します。 各列のデータタイプは 1 種類のみで、ブール値、数値(日付/時間タイプを含む)または文字列である必要があります。
- クエリ(任意):SQL の構文に類似するクエリ式を指定します。クエリは半角の二重引用符で囲む必要があります。例:"select A, sum(D) where A ='IT' group by A"。クエリを省略する場合、関数は範囲内すべての値を返します。また、複数の SQL センテンスを連結して記述することができます。センテンス間にスペースを入れる必要があります。クエリ句で始まるセンテンスでは、集計関数、日付関数、演算子を使用できます。関数の前にはコンマを使用する必要があります。
- 注:使用できるクエリ句は「select」、「where」、「group by」、「pivot」、「order by」、「limit」、「offset」、「label」のみです。また、クエリ句を組み合わせて使用する場合は上記順序を守る必要があります。例えば、「select」は必ず「group by」の前に出現する必要があります。
- 見出しの行数(任意):データソースの見出しの行数を指定します。省略する場合は、データソースに基づいて自動的に判断されます。1 と入力する場合、データソースの 1 行目がクエリ結果の見出しになります。2 と入力する場合、データソースの 1 行目と 2 行目がクエリ結果の見出しになります。
- 例:=QUERY(B2:C10, "select B, sum(C) where B='Item A' group by B") を使用して、各種類の商品の総販売量を集計します。こちら(英語)をクリックしてテンプレートを使用できます。
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- クエリの説明
クエリには、クエリ句、集計関数、日付関数および演算子を使用できます。
クエリ句
集計関数
日付関数
演算子
- 操作手順
4.1 QUERY 関数を使用する
- Lark シートを開きます。
- セルを選択し、セル内に「=QUERY(範囲, [クエリ], [見出しの行数])」を入力します。
- Enter キーを押すと、セルにクエリ結果が表示されます。
例えば、数式 =QUERY(A:D, "select B,year(A),sum(D) where B='東南' and C='天ぷら' group by B, year(A) order by sum(D) DESC") を使用して、下図の東南地域の 3 年間の天ぷらの総売上を統計できます。同時に、地域と年度でデータを集約し、総売上で降順に並べ替えます。
- select:select 関数を使用して、クエリ結果に表示したい列を選択します。この例では使用します:
- B:B 列、つまり地域情報列
- year(A):A 列の年情報、つまり報告時間列の年情報
- sum(D):D 列の関連データの合計、つまり選択した地域の選択した年の総売上
- where:where 関数を使用してクエリの条件を設定し、クエリ条件に一致するレコードをフィルタリングします。この例では使用します:
- B='東南':B 列の値が「東南」である必要があります。「東南」を半角の二重引用符で囲む必要があります。
- and C ='天ぷら':同時に、C 列の値が「天ぷら」である必要があります。「天ぷら」を半角の二重引用符で囲む必要があります。
- group by:集約と並べ替えの方法を設定します。この例では:
- B:地域でデータを集約します
- year(A):年でデータを集約します
- order by:並べ替え方法を設定します。この例では使用します:
- sum(D):総売上で並べ替えます
- desc:降順に並べ替えます
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4.2 QUERY 関数を削除する
QUERY 関数が適用されたセルを選択してから、削除キーを押します。
- よくある質問