- 関数の説明
MINA 関数は、数値、テキスト、論理値を含むデータセットの最小の値を返すために使用します。
注:MINA 関数の機能は MIN 関数と同じですが、MIN 関数は数値のみを比較して最小の値を返すのに対し、MINA 関数は数値、テキスト、論理値を比較に含めた最小の値を返します。
- 関数の書式
- 書式:=MINA(値1, [値2, ...])
- 引数:
- 値1(必須):最小の値を検索する対象となる値または範囲への参照を指定します。
- 値2(任意):最小の値を検索する対象となるほかの値または範囲への参照を指定します。最大 255 個の引数を指定できます。
- 例:
- =MINA(A2:A100, 5)
- 説明:論理値 TRUE は 1 と見なされ、FALSE は 0 と見なされます。テキストと空白はすべて 0 として比較されます。
- 操作方法
MINA 関数を使用する
- セルを選択して、セル内に =MINA と入力するか、ツールバーの 数式 ボタンをクリックしてから、統計 > MINA 関数を選択します。
- セル内に関数の引数を入力します。例:=MINA(A2:A7)
- Enter キーを押すと、結果の 0 がセルに表示されます。
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MINA 関数を削除する
MINA 関数が適用されているセルを選択し、削除キーを押して、セル内の数式を削除します。
- 適用シナリオ
教員向け:MINA 関数を使用して最低スコアをすばやく見つける
教師が生徒のスコアを統計するとき、もしくは企業が売り上げを統計するとき、データが不完全またはテストに不参加などの注釈がテキストで入力されていることがあります。MINA 関数を使用すると、これらの数値以外のデータを考慮して比較を行うことができます。
- 数式例:=MINA(B2:B8)
- 説明:
- この例では、あるクラスの期末テストの最低スコアを見つけるために MINA 関数を使用しています。「欠席」と注釈されているセルも 0 とみなされ、比較に含められます。
- MIN 関数を使用すると、数値のみが比較されるため、「欠席」や「FALSE」などのケースが無視されてしまいます。
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