- 関数の説明
MAXA 関数は、数値、テキストと論理値を含むデータセットから最大値を返すために使用されます。
注:MAXA 関数は MAX 関数の機能とよく似ていますが、MAX 関数は数値の最大値のみ計算するのに対し、MAXA 関数は数値、テキスト、論理値を含むデータの最大値を計算します。
- 関数の書式
- 書式:=MAXA(値1, [値2, ...])
- 引数:
- 値1(必須):最大値を検索する対象となる最初の数値引数を指定します。
- 値2(任意):最大値を検索する対象となるほかの値または範囲への参照を指定します。2 ~ 255 個までの数値引数を指定します。
- 例:
- =MAXA(A2:A100, 42)
- この例は、A2 から A100 のセル及び 42 というデータセットの中の最大値を求めることを意味します。
- 注意:
- 論理値の TRUE は 1、論理値の FALSE、すべてのテキスト、及び空白セルは 0 と見なされ、計算されます。
- 操作方法
MAXA 関数を使用する
- セルを選択し、入力欄に =MAXA と入力します。または、ツールバーの 数式 をクリックして 統計 を選択し、統計 から MAXA 関数を選択します。
- セルに数式の引数 =MAXA(A2:A6)
- Enter キーを押すと、結果がセルに表示されます。論理値 TRUE が対応する 1。
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MAXA 関数を削除する
MAXA 関数が適用されているセルを選択し、削除キーを押して、セル内の数式を削除します。
- 適用シナリオ
監査業務:MAXA 関数を使用して最大値をすばやく見つける
監査業務において、処理するデータが乱雑で、数値、テキスト、文字、論理値などのさまざまなデータが含まれている場合があります。このとき、MAXA 関数を使用して、これらの値をまとめて比較することができます。
- 下の図での数式:=MAXA(A2:A8)
- 数式引数の説明:
- 下の図では、A 列に格納されているさまざまなタイプのデータを比較するために MAXA 関数を使用しています。結果として、論理値 TRUE が対応する 1 が返されます。
- 一方、MAX 関数を使用すると、結果として 0.68 が返されます。これは、MAX 関数を使用する場合、数値以外のデータが比較する際に無視されたためです。
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