- 関数の説明
IS で始まる関数には、以下の 12 の関数が含まれています。これらの関数は、値のタイプをチェックし、結果に応じて TRUE または FALSE を返すために使用されます。
ISNUMBER 関数
ISBLANK 関数
ISERR 関数
ISERROR 関数
ISLOGICAL 関数
ISNA 関数
ISNONTEXT 関数
ISREF 関数
ISTEXT 関数
ISFORMULA 関数
ISEVEN 関数
ISODD 関数
- 関数の書式
- 書式:
- =ISNUMBER(値)
- =ISBLANK(値)
- =ISERR(値)
- =ISERROR(値)
- =ISLOGICAL(値)
- =ISNA(値)
- =ISNONTEXT(値)
- =ISREF(値)
- =ISTEXT(値)
- =ISFORMULA(値)
- =ISEVEN(数値)
- =ISODD(数値)
- 引数:
- 値:チェックする対象となる値を指定します。
- 数値:チェックする対象となる数値を指定します。
- 説明:
- =ISNUMBER(値) 値が数値の場合は TRUE、そうでない場合は FALSE を返します。
- =ISBLANK(値) 値が空白セルの場合は TRUE、そうでない場合は FALSE を返します。
- =ISERR(値) 値が #N/A を除く任意のエラー値の場合は TRUE、そうでない場合は FALSE を返します。
- =ISERROR(値) 値が任意のエラー値(#N/A, #VALUE!, #REF!, #DIV/0!, #NUM!, #NAME? または #NULL!)の場合は TRUE、そうでない場合は FALSE を返します。
- =ISLOGICAL(値) 値が論理値の場合は TRUE、そうでない場合は FALSE を返します。
- 論理値とは、TRUE または FALSE のことです。
- =ISNA(値) 値がエラー値 #N/A (値が存在しない)の場合は TRUE、そうでない場合は FALSE を返します。
- =ISNONTEXT(値) 値がテキストでない任意の項目の場合は TRUE、そうでない場合は FALSE を返します。
- =ISREF(値) 値が参照の場合は TRUE、そうでない場合は FALSE を返します。
- =ISTEXT(値) 値がテキストの場合は TRUE、そうでない場合は FALSE を返します。
- =ISFORMULA(値) 値が数式を含むセルへの参照の場合は TRUE、そうでない場合は FALSE を返します。
- =ISEVEN(数値)セルの内容が偶数か否かを判定し、結果を論理値で返します。
- =ISODD(数値)セルの内容が奇数か否かを判定し、結果を論理値で返します。
- 例:
- = ISNUMBER(6) 返される結果:TRUE
- =ISNUMBER(“はい”) 返される結果:FALSE
- =ISERR(#REF!) 返される結果:TRUE
- =ISERROR(#NUM!) 返される結果:TRUE
- =ISLOGICA(TRUE) 返される結果:TRUE
- =ISNA(#N/A) 返される結果:TRUE
- =ISNONTEXT(45) 返される結果:TRUE
- =ISREF(A1) 返される結果:TRUE
- =ISTEXT(6) 返される結果:FALSE
- =ISFORMULA(=SUM(B1:C5)) 返される結果:TRUE
- =ISEVEN(4) 返される結果:TRUE
- =ISODD(4) 返される結果: FALSE
- 操作方法
IS で始まる関数を使用する
- セルを選択し、入力欄に =IS... と入力します。または、ツールバーの 数式 をクリックして 情報 を選択し、IS で始まる関数を選択します。
- セルに数式を入力します。例:=ISNUMBER(B2)
- Enter キーを押すと、結果となる論理値が表示されます。
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IS で始まる関数を削除する
IS で始まる関数が適用されているセルを選択し、削除キーを押して、セル内の数式を削除します。
- 適用シナリオ
監査業務:IS で始まる関数を使用して不完全なデータをすばやく補完する
大量なデータを入力する際に、データを不完全に入力してしまう可能性があります。このとき、IS で始まる関数として ISBLANK 関数を使用して、不完全なデータをすばやく見つけることができます。
- 数式例:=ISBLANK(C2)
- 説明:この例では、データを入力すべきセルが空であるかどうかを判断するために ISBLANK 関数を使用しています。セルが空の場合は TRUE と返すため、TRUE を統計すると不完全なデータをすばやく見つけることができます。
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教員向け:IS で始まる関数を使用して採点をすばやく判断する
テストの結果を評価するために、スコアとグレードの両方を使用することができます。また、場合によっては 2 種類の評価システムを同時にすることがあります。このとき、ISTEXT 関数を使用して、テストの結果がスコアであるか、もしくはグレードであるかをすばやく判断できます。
- 数式例:=ISTEXT (B2)
- 説明:この例では、データがテキストであるかどうかを判断するために ISTEXT 関数を使用しています。テストの結果がグレードの場合は TRUE、スコアの場合は FALSE と返されます。また、スコアであるかどうかを判断する場合は、ISNUMBER 関数を使用することも可能です。
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