- 関数の説明
COMBIN 関数は、データセットから指定した個数のデータを抽出する場合に、可能な組み合わせの数を計算するために使用します。
次のような困った場面を想像してみてください。携帯電話のパスワードを忘れてしまいました。いくつかのパスワードを組み合わせて、携帯電話のロックを解除しようと試みています。
- 関数の書式
- 書式:=COMBIN(総数, 抽出する数)
- 引数:
- 総数(必須):対象となるデータの総数を指定します。
- 抽出する数(必須):抽出するデータの数を指定します。
- 例:=COMBIN(4, 2)
- 説明:整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
- 操作方法
COMBIN 関数を使用する
- セルを選択して、セル内に =COMBIN と入力するか、ツールバーの 数式 ボタンをクリックしてから、数学 > COMBIN 関数を選択します。
- セル内に関数の引数を入力します。例:=COMBIN(A4,B4)
- Enter キーを押すと、結果の 15 がセルに表示されます。(以下の例では、15 通りの可能な組み合わせがあることが分かります)
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COMBIN 関数を削除する
COMBIN 関数が適用されているセルを選択し、削除キーを押して、セル内の数式を削除します。
- 適用シナリオ
チームビルディング:COMBIN 関数を使用して複数人数での同時対戦の組み合わせ数をすばやく計算する
チームビルディングのためにゲームをしたり、スポーツ大会を企画したりするとき、複数人数での同時対戦を行うことがあります。その場合、必要な時間を計画するには、可能な組み合わせの数を考慮しなければなりません。COMBIN 関数を使用すると、すべての可能な組み合わせの数をすばやく計算できます。
- 数式例:=COMBIN(COUNTA(A2:A7),B2)
- 説明:この例では、6 人の中から 3 人が参加する同時対戦を行う場合、全部で 20 通りの可能な組み合わせがあることが分かります。全員の人数を COUNTA 関数を使ってカウントすると、人数が多い場合に便利です。
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