- 関数の説明
VLOOKUP 関数は、指定された検索条件に一致するデータを、指定範囲を縦方向に検索して、対応する値を取り出してくれる関数です。
- 関数の書式
- 書式：=VLOOKUP(検索値, 範囲, インデックス, [近似一致])
- 引数：
- 検索値：検索の対象となる値です。
- 範囲：検索に使用する範囲、検索値が存在する列は必ず範囲の最初の列でなければなりません。
- 注：検索値がデータ形式である場合、検索範囲を昇順に並べ替えることをお勧めします。これにより、結果の返却エラーを避けることが可能です。
- インデックス：返却する値の列インデックス、つまり「範囲」内の列数。返却値が検索範囲の第 1 列に位置する場合、インデックス値は 1 となります。第 2 列の場合は 2 となり、以降同様です。
- [近似一致]（オプション）：近似一致を使用するかどうかを示します。未記入の場合はデフォルトで近似一致になります。False または 0 は完全一致を示し、True または 1 は近似一致を示します。
- 注：近似一致を使用する前に、検索値を昇順に並べる必要があります。そうしないと、エラーが発生する可能性があります。
- 操作手順
VLOOKUP 関数を使用する
例えば下図のように、先生が生徒のコース C の点数を検索する場合、番号 10001 の生徒に対して、VLOOKUP 関数の書式は =VLOOKUP(H2, A2: F11, 4, FALSE) になります。
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引用の説明：
- H2：1 列目の生徒番号を指します。
- A2:F11：生徒番号の列、生徒全員のコース別の点数および合計点数の列です。
- 4：生徒番号からの 4 列目、つまりコース C の点数です。
- FALSE：完全一致を意味します。
VLOOKUP 関数を使用する方法：
- Lark シートにアクセスします。セル範囲を選択し、セルに直接「=VLOOKUP」を入力します。
- 引き続き引数「(H2, A2: F11, 4, FALSE)」を記入します。
- Enter キーを押して、セルに検索の結果を表示します。
- セルの右下にある ＋ アイコンをドラッグ&ドロップして、対象範囲に関数を適用します。
別のシートのデータを参照する場合
- シートを開きます。
- セルを選択してから、=VLOOKUP と入力します。検索値を入力した後、別のシートからデータを参照 > シートを選択 を順次選択します。
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- 参照範囲を選択後、参照 をクリックします。
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VLOOKUP 関数を削除する
VLOOKUP 関数が適用されているセルを選択し、削除キーを押します。
- 使用例
採用管理
HR が応募者から名前と一致した情報を検索する場合、VLOOKUP 関数を使用できます。
下図で使用する数式：=VLOOKUP(H2,A2:F9,5,0)
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数式の引数の説明：
- 検索したい値は LiLy のメールアドレスとします。LiLy の番号は 5 なので、検索値として 5 または H2 セルを指定できます。
- 検索範囲として A2:F9 を選択します。
- メールアドレスは 1 列目の「応募者番号」からの 5 列目なので、5 を入力します。
- 0 または FALSE を入力して完全一致を指定します。
在庫管理
材料、サイズ、色、価格などの情報をリストアップしておくことは、在庫管理にとって非常に重要です。VLOOKUP 関数を利用して、検索したい在庫製品の情報を素早く取り出せます。
下図で使用する数式：=VLOOKUP(E2,A2:D7,3,0)
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数式の引数の説明：
- 検索したい値は「製品 3 のサイズ」とします。この製品はセル F2 に当たるので、ダブルクリックして検索値を指定できます。
- 検索範囲には、番号を含む必要があるので、A2:D7 セル範囲を選択します。
- サイズの列は、1 列目の「製品」からの 3 列目になるので、3 を入力します。
- 0 または FALSE を入力して完全一致を指定します。
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