- 機能紹介
パレート図とは、項目を大きい順に並べた棒グラフと、それらの累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフのことです。主に、問題箇所の特定や影響の度合いを可視化するために使用されます。
パレート図は、問題発見が大切な品質管理やコスト分析などに活用されることが多いですが、発生している問題の中で大きな割合を占めしている項目を特定できるため、改善活動などの分野でも活用できます。
- 応用例
ここでは、ある会社の返品理由データを例に、パレート図の使い方を解説します。下図に示しているように、青色の棒は各返品理由の発生頻度を示し、黄色の折れ線は発生頻度の割合の合計を示し、さまざまな理由を累積した後の合計データが全体を占める割合を示しているため、最終的に 100% になります。
通常、パレート図を閲覧する際、まず折れ線が 80% 近くを占めるデータポイントを見つけてから、対応する項目より左側の部分を特定することで、改善すべき主な要因を特定できます。この例で言いますと、「不良品」、「誤発送」、「試用体験が悪い」の 3 つの要因が最優先課題として対応すべきと考えられます。もちろん、80% というのは絶対的な値ではなく、実際の状況に応じて要因を特定するさかいを見極めるべきです。
- 操作手順
3.1 データソースの仕様
必ず数値形式の列が 1 つ、テキスト形式の列 1 つを含む必要があります。下記の例では、先頭行は省略可能です。
実際の応用において、統計が行われていないデータソースに対してパレート図を作成すると、一意の値の出現頻度をパレート図の系列の値として自動的に集計します。
注:すべてのデータが 1 つの列に位置するテーブルのみをサポートします。
3.2 グラフのスタイルを変更する
- よくある質問