- 関数の説明
IRR 関数は、一連の定期的なキャッシュフローに基づいて内部収益率を計算するために使用されます。
- 関数の書式
- 書式:=IRR(キャッシュフロー, [収益率の推定値])
- 引数:
- キャッシュフロー(必須):計算に使用される投資額または収益が含まれる配列またはセル範囲を指定します。
- 収益率の推定値(任意):内部収益率の推定値を指定します。
- 例:=IRR(A2:A25, 1%)
- 説明:
- IRR 関数は、NPV 関数(正味現在価値関数)と関連しています。IRR 関数によって計算される収益率は、すなわち正味現在価値がゼロのときの利率となります。
- 次の式は、NPV 関数と IRR 関数の関係を示しています:
- =NPV(IRR(B1:B6),B1:B6) 、計算の結果:3.60E-08(IRR 関数の精度の関係において、この結果は事実上 0 に相当します)。
- 操作方法
IRR 関数を使用する
- セルを選択します。
- セルに数式を入力します。例:=IRR(B2:B5)
- Enter キーを押すと、結果がセルに表示されます。
IRR 関数を削除する
IRR 関数が適用されているセルを選択し、削除キーを押して、セル内の数式を削除します。
- 適用シナリオ
- 会計業務:IRR 関数を使用して内部収益率をすばやく計算する
投資の収益率は、毎年異なることがよくあります。収益率のすばやく計算するために、IRR 関数を使用することができます。
- 数式例:
- =IRR(B2:B6)
- =IRR(B2:B7)
- 説明:4 年後の内部収益率を計算するには、「1年目の収益」から「4年目の収益」までの範囲を引数として指定することで計算できます。5 年後の内部収益率も、同じように計算できます。