- 関数の説明
IPMT 関数は、均等分割払いと固定金利に基づいて、指定した期に支払う利息の金額を計算するために使用します。
- 関数の書式
- 書式：=IPMT(金利, 期数, 期間数, 現在価値, [将来価値], [タイプ])
- 引数：
- 金利（必須）：ローンの金利を指定します。
- 期数（必須）：利息の金額を計算する期を 1 から期間数までの範囲で指定します。
- 期間数（必須）：支払回数の合計を指定します。
- 現在価値（必須）：現在価値、または一連の将来の支払いの現在価値の合計、つまり元本を指定します。
- 将来価値（任意）：最後の支払いを行った後に残る価値を指定します。省略すると 0、すなわちローンの将来価値が 0 となります。
- タイプ（任意）：数値の 0 または 1 を指定し、支払いを行う時期が各期の期首（0）か、または各期の期末（1）かを指定します。
- 例：=IPMT(1%, 1, 360, 100000, 30000, 0)
- 説明：
- 指定する金利と期間数の単位は一致していなければなりません。たとえば、4 年間のローンを年利 12% で毎月支払う場合、利率には 12%/12 で 1 を、期間数には 4*12 で 48 を指定します。同じローンを年に 1 回返済する場合、利率は 12%、期間数は 4 になります。
- 引数のうち、銀行預金などの支出に関する金額は負の数で表記します。配当などの収入に関する金額は正の数で表記します。
- 操作方法
IPMT 関数を使用する
- セルを選択して、セル内に =IPMT と入力します。
- セル内に関数の引数を入力します。この例では、二つの異なる支払サイクル（毎月支払いと年 1 回支払い）における指定した期に支払う利息の金額を計算しています。
- =IPMT(B2/12,B3,B4*12,B5)
- =IPMT(B2,3,B4,B5)
- Enter キーを押すと、結果がセルに表示されます。
250px|700px|reset
IPMT 関数を削除する
IPMT 関数が適用されているセルを選択し、削除キーを押して、セル内の数式を削除します。