- 機能紹介
実行権限:スーパー管理者または「ストレージ」の管理権限を持つ管理者が実行可能
お使いの Lark 料金プランによって、メッセージ、メール、Minutes および Docs が共有する共通ストレージ容量の上限値が異なります。個別のメンバーが過度にストレージ容量を占めてしまう状況を避けるために、管理者は 管理コンソールでメンバー別のストレージ容量上限を設定できます。
こちらを設定後、メンバーがメッセージ、メール、Minutes および Docs を使用している際に、管理者によって設定されたストレージ容量の上限値を超えられなくなります。上限に達した場合、メンバーに容量上限到達の通知が表示されます。
注:法人全体のストレージ容量が上限に達した場合、メンバー個人のストレージ容量が上限に達していなくても、容量上限到達の通知が表示されます。
- 操作手順
重要:一度ストレージ容量上限の管理機能をアップグレードすると、元に戻すことはできないため、慎重に操作してください。なお、この機能をアップグレードしない場合、Lark Docs を使用する際に、Docs のストレージ容量上限に従います。メッセージ、Minutes、メールなどについては、法人全体のストレージ容量上限に従い、機能別のストレージ容量上限がありません。
ストレージ容量上限の管理機能をアップグレードする
- Lark 管理コンソールを開きます。
- 左側のナビゲーションで ストレージ > ストレージ容量上限の管理 をクリックします。
- 今すぐアップデート をクリックし、表示されるポップアップ画面で、現在の Docs ストレージ上限の設定と上限値を保持するかどうかを選択してから、確認 をクリックします。
- 「保持」を選択する場合:アップグレード後、メンバー、ユーザーグループまたは部署に設定済みのルール、および上限値は保持されます。いつでも変更が可能です。
- 「保持しない」を選択する場合:設定済みのルールと上限値はクリアされます。管理者が再設定する必要があります。
アップグレードが完了すると、自動的に「ストレージ容量上限の管理」画面に進みます。
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メンバーのストレージ容量上限を設定する
法人メンバー全員に一律にストレージ容量上限を設定できるほか、容量上限の対象外を指定することもできます。
- 「ストレージ容量上限の管理」画面の メンバー タブで、右上にある 編集 をクリックします。
- メンバーごとのストレージ容量上限 欄で、メンバー 1 人あたりの上限値を記入できます。上限を設定しない場合は、制限しない を選択できます。こちらでの設定は、法人メンバー全員に一律に適用されます。
- 許可リストを追加 をクリックし、下部に表示される行で、メンバー、部署またはユーザーグループを選択してから、1 人あたりのストレージ容量上限を記入するか、制限しない を選択します。許可リストに追加されている対象は、上記の一律設定の制限を受けません。最大で 20 件のルールを追加できます。
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- 注:動的グループにはストレージ容量上限を設定できません。
- 保存 をクリックします。
部署のストレージ容量上限を設定する
1 つの部署のつき、1 つのストレージ容量上限を設定できます。
- 「ストレージ容量上限の管理」画面で、部署 タブに切り替えてから、右上にある 編集 をクリックします。
- 部署を追加 をクリックし、下部に表示される行で部署を検索・選択後、1 部署あたりのストレージ容量上限を記入するか、制限しない を選択します。
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- 保存 をクリックします。
容量上限に達した場合の通知を設定する
メンバーや部署のストレージ使用量が設定された上限の 80%、90%、99% に達した時、Lark はそれぞれ 1 回の通知を送信します。この通知には、メンバー/部署に設定されているストレージ容量、使用中の容量、ストレージ容量の引き上げの問い合わせ先または案内用リンクを掲載できます。
- 「ストレージ容量上限の管理」画面で、上限超え通知の設定 タブに切り替えます。
- まず、タイプを選択 で、通知の設定対象を メンバー または 部署 から選択します。
- 編集 をクリックし、通知の表示内容を以下から選択します。画面右側では設定をプレビューできます。
- 作成者と最近追加された 2 名のスーパー管理者を表示:通知を表示されたメンバーがストレージ容量の引き上げなどを相談できるように、通知に法人アカウントの作成者と最近追加された 2 人のスーパー管理者を表示します(他の管理者を表示するようには設定できない)。
- 指定されたメンバーを表示:通知に特定のメンバー(例えば、IT 担当など、容量上限に達した場合の対処法に詳しいメンバー)を表示します。最大 10 人選択できます。
- URL を表示:リンク先のタイトルと URL を入力すれば、通知を表示されたメンバーを特定の画面に誘導することができます。
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- 保存 をクリックします。
許可リストルールの優先順位についての説明
状況によって、許可リストのルールは異なる優先順位で適用されます。
状況 1:メンバーが複数の異なる許可リストに追加されている場合
同じメンバーが複数の許可リストに追加されている場合、最も高いストレージ容量上限値が適用されます。
例えば、管理者がメンバー A に「1 人あたりの上限 20 GB」と「1 人あたりの上限 10 GB」の 2 つの許可リストルールを設定した場合、メンバー A の使用可能なストレージ容量上限は 20 GB です。
状況 2:メンバーが同時に部署とユーザーグループに属しており、メンバー、部署、ユーザーグループの許可リストルールが異なる場合
この場合、許可リストルールの優先順位は高い順に、メンバー > ユーザーグループ > 部署の順になります。
例えば、メンバー A が部署 1 とユーザーグループ 1 に属しており、メンバー A の許可リストルールが「制限しない」、ユーザーグループ 1 のルールが「1 人あたりの上限 100 GB」、部署 1 のルールが「1 人あたりの上限 200 GB」の場合、メンバー A の使用可能なストレージ容量上限は「制限しない」です。
状況 3:メンバーが複数のユーザーグループまたは同じレベルの部署に属しており、許可リストルールが異なる場合
メンバーが複数のユーザーグループまたは複数の同レベル部署に属している場合、1 人あたりの上限値が最も高いユーザーグループまたは部署の許可リストルールが適用されます。
例えば、メンバー A がユーザーグループ 1 とユーザーグループ 2 に属しており、ユーザーグループ 1 の 1 人あたりの上限値が 10 GB、ユーザーグループ 2 の 1 人あたりの上限値が 20 GB の場合、メンバー A の使用可能なストレージ容量上限は 20 GB です。
状況 4:メンバーが異なるレベルの部署に属しており、許可リストのルールが異なる場合
メンバーが異なるレベルの部署に属している場合、許可リストのルールの優先順位は高い順に:下位の部署 > 上位の部署、になります。
例えば、メンバー A が同時にレベル 2 の部署とレベル 3 の部署に属しており、レベル 2 の部署のストレージ容量上限が「1 人あたりの上限 200 GB」、レベル 3 の部署の上限が「1 人あたりの上限 50 GB」である場合、メンバー A の使用可能なストレージ上限は 50 GB です。
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- よくある質問