Lark では、オーディオ、ビデオ、画面共有などビデオ会議のあらゆる面で最高品質の体験を提供できるよう取り組んでいます。一方、実際の会議品質は法人のネットワーク帯域幅に大きく左右されます。帯域幅が不足だと、オーディオやビデオがぼやけたり、固まってしまったり、画面共有が失敗したりといった問題が発生する恐れがあります。この記事では、ビデオ会議を高品質に保つための帯域幅に関する要件について紹介します。
- 上り(アップロード)
1.1 音声のみの場合
音声データのみの送信には 64 Kbps が必要です。
1.2 ビデオも使用する場合
モバイル版
- 高品質なビデオの送信には 0.7 Mbps が必要です。
デスクトップ版・Web 版
- 高品質なビデオの送信には 2 Mbps が必要です。
注:ネットワーク環境が不安定な場合、Lark は上りの帯域幅を最小 0.2 Mbps まで自動的に調整します。
1.3 画面を共有する場合
画面共有には 2 Mbps が必要です。
- 下り(ダウンロード)
2.1 音声のみの場合
音声データの受信には 192 Kbps が必要です。
2.2 ビデオも使用する場合(参加者数と利用デバイスによって異なります)
モバイル版
- ギャラリービューの場合、0.7 Mbps ~ 2.8 Mbps が必要です。
- サムネイルビューの場合、0.9 Mbps ~ 2.2 Mbps が必要です。
デスクトップ版・Web 版
- ギャラリービューの場合、0.7 Mbps ~ 2.1 Mbps が必要です。
- スピーカービューの場合、1.5 Mbps ~ 2.8 Mbps が必要です。
- サムネイルビューの場合、0.9 Mbps ~ 2.2 Mbps が必要です。
2.3 画面を共有する場合
共有された画面の受信には 0.9 Mbps ~ 2.8 Mbps が必要です。
- 法人の必要な帯域幅を試算する
ノート:以下は一般的な計算方法です。実際の状況やニーズに基づき、法人の帯域幅を計算する必要があります。
同じ法人内で同時にビデオ会議に参加するデバイス数によって、必要なネットワーク帯域幅は変わりますが、上り・下りともに同時に参加する最大デバイス数 × 2 Mbps を目安として使用できます。
例:10,000 人の組織で、500 台のデバイスが同時に同じネットワークからビデオ会議に参加する場合、上り・下りともに 500 × 2 Mbps = 1 Gbps 以上の帯域幅を確保することをおすすめします。