管理者|関連組織を設定する

管理者|関連組織を設定する

閲覧時間数:15 分
こちらの機能を利用できる料金プラン:
Starter プラン
Pro プラン
Enterprise プラン
10 件作成可能
10 件作成可能
上記の数値は、料金プラン別に設定できる関連組織数の上限値です。アップグレードする必要がある場合、カスタマーサービスもしくはデジタルコンサルタントにお問い合わせください。
  1. 機能紹介
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実行権限:スーパー管理者または「外部コラボレーション」の権限を持つ管理者が実行可能
関連組織とは、同じく Lark を使用している 2 つの法人を関連付けるための機能です。法人は複数の関連組織を持つことができます。関連組織を作成すると、それぞれのメンバーは互いを Lark 連絡先に追加せずとも、相手組織の組織構造情報を表示したり、相手のメンバーとチャット・検索・ビデオ会議・カレンダー・承認などの機能において共同作業を行なったりできるようになります。一方で、関連組織に共有する組織構造情報の範囲を制限する設定もできます。この機能により、法人間での情報共有や共同作業が円滑に行えます。
関連組織を作成・設定する流れは下図のとおりです。
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  1. 操作手順
関連組織を作成するには、招待する側のスーパー管理者が専用の招待 QRコードを取得してから、それを招待される側のスーパー管理者に送信し、関連組織の申請を依頼する必要があります。申請が承認された後、関連組織が作成されます。
関連組織を作成する
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ノート:
  • 関連組織を設定する法人同士は、少なくとも一方が Pro プランまたは Enterprise プランを使用しており、かつ関連組織の作成件数の上限を超えていない必要があります。
  • Starter プランを使用している法人同士の場合、関連組織を設定できません。
関連組織を作成するには、招待する側のスーパー管理者が専用の招待 QRコードを取得してから、それを招待される側のスーパー管理者に送信し、関連組織の申請を依頼する必要があります。
  1. Lark 管理コンソールを開きます。
  1. 左側のナビゲーションで、外部コラボレーション > 関連組織 をクリックします。
  1. 画面右上の 招待コードを共有 をクリックして、関連組織専用の招待 QRコードを取得します。
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  1. 表示されるポップアップ画面で、QRコードをコピーするか、保存 をクリックしてそれをローカルに保存してから、招待される側のスーパー管理者に送信します。
  • :有効期限の右側にある リセット をクリックすると、新しい招待 QRコードが生成され、これまでに生成した QRコードは無効になります。
  • そして、以下の手順を招待される側のスーパー管理者に案内してください。
  1. モバイル版 Lark を開き、メッセージ画面右上の アイコンより スキャン をタップして、QRコードをスキャンします。
  1. ポップアップ画面で注意事項を確認後、同意 をタップします。
  1. 共有範囲 で、相手組織に共有するメンバー/部署情報の範囲を選択します。
  1. 次に、共有メンバーの表示範囲 で、相手組織のメンバーの権限を設定します。
  • デフォルト設定と一致 を選択する場合、相手組織のメンバーの連絡先画面にこちらの組織構造情報が表示されず、検索を通じてのみこちらが共有したメンバー/部署の情報を表示できます。
  • 公開範囲をカスタマイズ を選択する場合、相手組織のメンバーが自分の連絡先画面でこちらが共有したメンバー/部署の情報を表示できるかかどうかを選択できます。
  1. 申請を送信 をタップします。
  • 共有範囲共有メンバーの表示範囲 は申請送信後に管理コンソールで設定することもできます。(手順は下記「関連組織の共有範囲を設定する」を参照してください)
関連組織の申請を承認する
招待される側のスーパー管理者が関連組織の申請を送信後、招待する側のスーパー管理者は以下の手順で申請を承認します。
  1. Lark 管理コンソールを開きます。
  1. 左側のナビゲーションで、外部コラボレーション > 関連組織 をクリックします。
  1. 関連組織管理画面の右上にある 申請リスト をクリックしてます。
  1. 関連組織の申請 タブで申請情報を確認できます。同意 をクリックして、ポップアップ画面で情報を確認した後、再度 同意 をクリックすれば、クロスボーダーの関連組織が作成されます。
  • また、招待される側のスーパー管理者が関連組織の申請を送信後、招待する側のスーパー管理者は Lark アプリで「管理者アシスタント」ボットより通知を受け取ります。通知にある 今から処理 をクリックすると、管理コンソールで申請を確認・承認できます。
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  • :システムは毎日午前 10:00 にまだ処理されていない関連組織の申請があるかを自動的にチェックします。未処理の申請がある場合、「管理者アシスタント」ボットよりスーパー管理者に通知が届きます。
関連組織の共有範囲を設定する
関連組織が作成された後、関連組織双方のスーパー管理者は「当組織の共有範囲」、つまり相手に情報を共有するメンバーの範囲を設定する必要があります。
  1. Lark 管理コンソールを開きます。
  1. 左側のナビゲーションで、外部コラボレーション > 関連組織 をクリックします。
  1. 関連組織管理画面、共有範囲を設定する組織を見つけ、その右側にある 詳細 をクリックします。
  1. 画面右側に表示されるメニューで、当組織の共有範囲 の横にある 編集 アイコンクリックしてから、ポップアップ画面で以下の設定を行います。
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  • 相手側に共有する当組織のメンバーを、メンバー全員または一部のメンバー・部署から選択します。選択後、確定 をクリックします。
  • 権限設定:ここでは、組織構造のアクセス権限 表示・検索可能フィールド を含む相手組織に付与する権限を設定します。また、相手組織に付与された権限もこちらから確認可能です。
  • :こちらで設定した権限設定は、全体設定のデフォルト設定より優先的に適用されます。
  • 組織構造のアクセス権限:デフォルトで関連組織のメンバーは、Lark 内で共有範囲内のメンバーを検索できます。編集 > カスタム をクリックして、「アプリ」>「連絡先」で当組織が共有したメンバーの確認を許可 にチェックを入れ、保存 をクリックすると、関連組織のメンバーは Lark アプリの連絡先画面で当組織の共有範囲内の組織構造を確認できるようになります。
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  • 表示・検索可能フィールド:編集 > カスタム をクリックして、プロフィールページの閲覧可能フィールド 検索可能フィールド で必要なフィールドにチェックを入れ、保存 をクリックすると、関連組織のメンバーは、プロフィールページで共有範囲内メンバーの付与されたフィールドの情報を確認でき、付与されたフィールドを使って、Lark 内で共有範囲内のメンバーを検索できるようになります。
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  • コラボレーションルール:つまり、法人メンバーと関連組織のメンバーが共同作業する際のルールを設定します。管理者は当組織の共有範囲で、相手組織のメンバー/部署を表示・検索可能な当組織のメンバー/部署選択できます。
  • ルールを追加 > 編集 アイコンをクリックし、当組織の部署/メンバーと相手組織の部署/メンバーを選択してから、保存 をクリックします。ルールを設定しない場合、法人メンバーは相手の組織のメンバーを検索・表示できません。
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  • 共有範囲内でのコラボレーションルール の下部にある検索欄からは、ユーザー、部署、またはユーザーグループを検索して、設定済みのルールを確認できます。
関連組織の全体設定を行う
関連組織を作成後、関連組織双方のスーパー管理者は全体設定を行うことができます。これには、組織構造のアクセス権限、表示・検索可能なフィールドや関連解除の設定が含まれています。
  1. Lark 管理コンソールを開きます。
  1. 左側のナビゲーションで、外部コラボレーション > 関連組織 をクリックします。
  1. 関連組織管理画面、右上にある 全体設定 をクリックします。
  1. 全体設定は、デフォルト設定関連設定 に分かれます。
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デフォルト設定
デフォルト設定 タブでは、管理者は以下の設定を行えます。なお、管理者が関連組織の共有範囲を設定する際に権限設定を選択した場合、こちらのデフォルト設定より優先されます。
  • 組織構造のアクセス権限:関連組織は連絡先画面で当組織の共有範囲内の組織構造を表示できるかどうかを設定します。編集 をクリックし、「アプリ」>「連絡先」で当組織が共有したメンバーの確認を許可 にチェックを入れてから、保存 をクリックします。
  • 表示・検索可能フィールド:相手組織のメンバーがプロフィールページで表示できる当組織のフィールド、相手組織のメンバーが検索で使用できる当組織のフィールドを設定します。
  • 相手組織のメンバーがプロフィールページで閲覧できる当組織のフィールド:名前、地域、部署、メール、携帯番号などが含まれます。編集 をクリックし、表示したいフィールドにチェックを入れてから、保存 をクリックします。
  • 相手組織のメンバーが検索で使用できる当組織のフィールド:名前は必須項目です。編集 をクリックし、職位と社員番号にチェックを入れることができます。設定後、保存 をクリックします。
  • 関連組織が初めて作成されたとき、デフォルトで名前フィールドが表示・検索可能フィールドとして選択されています。
  • 職位、社員番号を検索可能なフィールドにチェックを入れてから、相手組織のメンバーが職位と社員番号を使用して当組織の共有範囲内のメンバーを検索できるようになります。
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関連設定
関連設定 タブからは、管理者は相手組織が関連を解除する際に承認が必要かどうかを設定できます。
  • はい、当組織の承認が必要 を選択した場合、相手組織が関連を解除する際に、当組織のスーパー管理者の承認を経てから関連組織が解除されます。
  • いいえ、承認が不要 を選択した場合、相手組織は直接関連を解除できます。
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関連組織を解除する
関連組織を作成後、関連組織双方のスーパー管理者は以下の手順で関連組織を解除できます。
  1. Lark 管理コンソールを開きます。
  1. 左側のナビゲーションで、外部コラボレーション > 関連組織 をクリックします。
  1. 関連組織管理画面で関連を解除したい組織を見つけ、組織の右側にある 詳細 をクリックします。
  1. 右側に表示される「関連組織の詳細」画面で、アイコンにマウスのカーソルを合わせてから、関連を解除 をクリックします。
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  1. 表示されるポップアップ画面で 3 秒のカウントダウンを待ってから、再度 関連を解除 をクリックします。
  • 相手組織が管理コンソールの 外部コラボレーション > 関連組織 > 全体設定 > 関連設定 > 関連解除の設定 で、「はい、当組織の承認が必要」を選択している場合、相手組織のスーパー管理者が承認後、関連組織が解除されます。
  • 関連組織を解除するために承認が不要であると設定している場合、関連組織はそのまま解除されます。
  • 関連組織を解除後、両側のスーパー管理者は Lark アプリ内で「管理者アシスタント」ボットからの通知を受け取ります。そして、関連組織の共有範囲に追加されていたメンバーは以下の影響を受けます。
  • 関連組織が解除される前に、共有範囲に追加されていたメンバーが互いにチャットをしたことがない場合、関連組織が解除された後、両側のメンバーは相手組織のメンバーを検索・表示できなくなります。
  • 関連組織が解除される前に、共有範囲に追加されていたメンバーが互いにチャットをしたことがある場合、関連組織が解除された後、両側のメンバーは相手を Lark の外部連絡先に追加してからチャットを続けることができます。
  1. よくある質問
Q:コラボレーションルールの設定画面で、メンバー/部署が共有範囲外とエラーメッセージが表示されました。
A:この場合、コラボレーションルールを調整しなくても(エラーメッセージが表示されても)、法人は一時的に現在設定している共有範囲で使用できますが、関連組織双方の情報セキュリティを守るために、ルールの調整をおすすめします。
編集 をクリックして、当組織(相手組織を表示・検索可能)のメンバー/部署を変更します。当組織の共有範囲 で設定している範囲内のメンバー/部署のみを選択できます。
共有範囲を変更後、相手組織を表示・検索可能な権限を回収された当組織のメンバー側は次のようになります。
  • 当組織のメンバー A は権限が回収される前に、すでに相手組織のメンバー B とチャットを開始していた場合、権限が回収されても、メンバー A はメンバー B とのチャット内容を確認できますが、メッセージを受送信できなくなります。受送信するには、メンバー A がメンバー B を外部連絡先として追加する必要があります。
  • 当組織のメンバー A が相手組織のメンバー B とチャットを開始する前に権限が回収された場合、メンバー A はメンバー B を検索することも、チャットを開始することもできません。
Q:関連組織を設定後、どんなことができますか?
A:関連組織の設定が完了すると、以下の機能が相互アクセス可能となります。
機能名
関連組織を設定後にできること
検索
Docs の共有、Docs 内の @メンション、音声通話・ビデオ会議などの機能・場面において、相手組織が共有したメンバーを名前で検索する
連絡先
Lark アプリの 連絡先 > 関連組織 画面で相手組織が共有した部署とメンバーの情報を表示する
チャット
  • 相手組織が共有したメンバーと個人チャットを開始する
  • 相手組織が共有したメンバーをグループチャットに追加する
プロフィールページ
  • 相手組織が共有したメンバーのプロフィールページを表示・共有する
  • 相手組織が共有したメンバーをスター付き連絡先として設定し、備考を追加する
カレンダー
  • 相手組織が共有したメンバーを予定に招待する
  • 相手組織が共有したメンバーと互いのカレンダーの予定のあり/なしを確認する
タスク
相手組織が共有したメンバーをタスクの担当者またはフォロワーとして追加する
音声通話・ビデオ会議
相手組織が共有したメンバーと音声通話・ビデオ会議を行う
Docs
  • 相手組織が共有したメンバーに Docs を共有する
  • Docs 内で相手組織が共有したメンバーを @メンションする
Minutes
相手組織が共有したメンバーに Minutes ファイルを共有する
承認
  • メンバーが承認の申請フォームで相手組織が共有したメンバーを承認者・CC 通知先・処理者として選択する
  • 管理者が承認管理コンソールで連絡先または部署ウィジェットを設定する際に、相手組織が共有したメンバー/部署を選択する
Q:クロスボーダーの関連組織を作成する際に、共有範囲をどのように決めるべきですか?
A:法人メンバー全員を共有範囲に追加すると、法人全体の組織構造情報が関連組織に表示されるため、情報セキュリティの観点上、推奨しません。
クロスボーダーの関連組織を作成する際に、共有範囲がわからない場合、これを設定せずにまず関連組織を作成することをおすすめします。関連組織を作成後、管理コンソールで共有範囲を設定することができます。詳しい操作方法は、上掲の「共有範囲を設定する」を参照してください。
Q:一部メンバーが関連組織のメンバーを検索したり、連絡先画面で関連組織のメンバーを見つけたりできません。
A:この場合、管理者が管理コンソールの関連組織管理画面で、関連組織の行の右側にある 詳細 をクリックして、表示される「関連組織の詳細」画面でコラボレーションルールが設定されているかどうかを確認してください。
コラボレーションルールが設定されていない場合、メンバーは関連組織のメンバーを検索したり、連絡先画面で関連組織のメンバーを見つけたりできません。
コラボレーションルールが設定されている場合、そのメンバーがコラボレーションルールの適用対象に含まれているかどうかを確認してください。
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Q:メンバーを共有範囲に追加したが、そのメンバーが関連組織の情報を表示できません。
A:パフォーマンス上の制限により、共有部署へのメンバーの追加と削除が同期されるまでに 1 分程度の遅延が生じます。設定の完了後しばらく待ってから、もう一度確認してみてください。
Q:共有メンバー/コラボレーションのルールから削除されたメンバーが、関連組織のメンバーと引き続きチャットできますか?
A:いいえ、できません。削除される前にすでに関連組織のメンバーとチャットを開始していた場合、チャット履歴を引き続き確認できますが、新しいメッセージを受送信できません。メッセージを受送信するには、相手を外部連絡先として追加する必要があります。
Q:管理コンソールで当組織の共有メンバーの外部連絡権限を禁止している場合、関連組織メンバーと連絡できますか?
A:はい、関連組織の共有メンバーと連絡できます。ただし、関連組織以外の外部連絡先とは連絡できません(これまでに連絡したことがある場合も禁止されます)。
Q:管理者がメンバーによる Docs の外部共有や外部共同編集者の追加を禁止した場合、メンバーは関連組織のメンバーと Docs を共有できますか?
A:はい、できます。管理者は、Lark 管理コンソールセキュリティ > メンバー権限 > Docs 設定外部共有の設定 項目で 外部への共有を禁止 を選択して、関連組織への共有は許可 にチェックを入れてください。その横にある 関連組織の詳細 をクリックして、共有を許可する関連組織を指定することも可能です。詳細については、管理者|メンバーの Docs 権限を設定するを参照してください。
Q:Starter プランを使用している法人は、Pro または Enterprise プランを使用している法人と関連組織を設定できますか?
A:はい、以下の条件を満たしていると設定できます。
  • Starter プランを使用している法人が関連組織の QRコードを共有し、Pro または Enterprise プランを使用している法人がそれをスキャンして申請を行うと、関連組織を設定できます。
作成可能な関連組織の数に上限がありますが、上記の場合、関連組織を設定後、Pro または Enterprise プランを使用している法人の枠のみを占めます。
:Lark をオンプレミス形式(自社が管理する設備内にサーバーを設置して運用する形式)で利用している法人の場合、関連組織を設定できません。
Q:Lark 以外のソフトウェアを使っている法人と関連組織を設定できますか?
A:Feishu の Enterprise Premium プランをお使いの法人は、Lark の Enterprise プランを使用している法人との間で、国や地域・データセンターをまたいだ関連組織の設定が可能です。この機能は別途購入が必要です。購入については、カスタマーサポートもしくはデジタルコンサルタントにお問い合わせください。
作成者: Lark ヘルプセンター
最終更新:2025-04-11
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