- 機能紹介
実行権限:スーパー管理者はこの記事で紹介されているすべての操作を実行できます。勤怠管理または承認の管理権限を持つ管理者は一部の操作のみ実行できます。
管理者は勤怠管理コンソールで、年次休暇、一般休暇、振替休日などに対して、休暇の適用範囲、付与される条件や有効期限など、休暇の付与・使用ルールを設定できます。
管理者が設定を完了後、休暇の適用範囲に含まれている、かつ勤怠管理グループに追加されているメンバーはルールに従って休暇を取得・使用できます。メンバーが休暇を申請する際に、システムが休暇ルールに従って休暇残日数を自動的に差し引くことができるように、管理者は休暇ルールを休暇の承認申請と関連付ける必要があります。
- 操作手順
2.1 休暇ルールを設定する
実行権限:スーパー管理者または勤怠管理の権限を持つ管理者が実行可能
管理者は以下の手順に従って休暇ルールを設定できます。
- 勤怠管理コンソールを開きます。
- 左側のナビゲーションより、休暇管理 > 休暇区分 をクリックします。
- 休暇区分の一覧画面で、既存の休暇区分の行で 編集 をクリックするか、画面左上の 休暇区分を新規作成 をクリックし、表示されるポップアップ画面で、休暇区分テンプレートを選択し、新しい休暇区分を作成します。
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- 以下では便宜上、「一般休暇テンプレート」で休暇区分を新規作成することを例に説明します。他のテンプレートを選択する場合、テンプレートの記載内容に準じてください。
- 「一般休暇テンプレート」を選択し、OK をクリックすれば、「休暇を作成」画面が表示されます。まず、基本情報 画面で、休暇の名前、担当者、適用範囲などを設定します。基本情報の設定が完了したら、画面右上の 次へ をクリックします。
- 休暇:+ 言語設定 をクリックすると、英語、中国語など他の言語の休暇名を追加できます。多言語の名前を追加した後、名前の右側にある 削除 アイコンをクリックして不要な言語を削除できます。休暇名は既存の名前と重複してはなりません。
- 休暇担当者:休暇担当者は作成中のこの休暇ルールを編集し、休暇の残日数を確認できますが、その他の休暇区分を管理したり新たに休暇区分を作成することはできません。
- 適用範囲: すべて を選択できるほか、カスタム範囲 を選択して、部署/メンバー、国/地域、雇用区分(メンバータイプ) などを条件に範囲を絞り込むことができます。
- 注:適用範囲の絞り込み条件に選択できる部署/メンバー、国/地域、雇用区分(メンバータイプ)などのメンバー情報は Lark 管理コンソールでの設定から同期されています。詳しくは、Lark 管理コンソールで確認してください。
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- 休暇最小単位:日、半日、時間、分を設定できます。休暇のレポートでもこの単位で統計が行われます。
- 休暇時間の換算:1 日とみなされる休暇時間を設定します。デフォルトでは 8 時間に設定されています。
- 休暇日数の制限:「制限あり」または「制限なし」を選択できます。取得日数に制限がある休暇には通常、有給休暇などがあります。日数の制限がない休暇は一般休暇などを含みます。なお、「制限あり」の休暇は付与ルールを設定する必要があり、「制限なし」の休暇は付与ルールを設定する必要がありません。
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- 休暇日数の制限 で 制限あり を選択した場合、付与ルールを設定する必要があります。制限なし を選択した場合、こちらのステップは操作画面に表示されません。このステップでは、以下の内容を設定します。設定完了後、画面右上にある 次へ をクリックします。
- 付与期間:年、半年、月ごとに自動的に付与することができます。また、期間を手動でインポートすることも可能です。
- 付与期間が「年」または「半年」の場合:「入社日」または「指定日付」を期間の開始時間として設定できます。なお、付与する頻度を「期間開始時に一括付与」または「日単位で付与」に設定できます。
- 付与期間が「月」の場合:毎月の何日に付与するかを選択できます。
- 付与期間が「手動インポート」の場合:休暇ルールの設定が完了した後、メンバーの休暇残日数を手動でインポートすることができます。詳細は、管理者|休暇残日数を管理するを参照してください。
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- 付与日数:こちらでは、以下の内容を設定します。
- 付与日数:メンバーの勤続年数、就業年数に応じて付与することも、固定日数を付与することも可能です。
- 切り捨て・切り上げルール:休暇日数に小数がある場合の丸め方を設定します。
- 有効期限:無効になる条件を設定できるほか、永久に有効に設定することも可能です。
- 注:付与期間に「手動でインポート」を選択している場合、有効期限の設定のみが必要で、「付与期間終了後に無効になる」を設定することはできません。
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- 新入社員への付与ルール:新入社員は、入社時にシステムによって自動的に休暇を支給されます。入社日に基づいて新入社員の年次休暇を計算する必要がある場合、画面上部で 付与期間 の 期間開始時間 を 指定日付 に設定してから、画面下部にある 換算方法 で 日単位で換算 を選択する必要があります。
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- 使用ルール 画面で、メンバーが作成中のこの休暇を取得してから、使用するルールを設定します。
- 休暇証明書: 休暇証明書のアップロードが必要 と設定した場合、休暇証明書を提出する必要がある休暇日数を選択する必要があります。
- 休暇としてカウントされる日付のタイプ:チェックが入った日付タイプのみ、メンバーが休暇を取ることができます。自然日で計算する場合は、労働日、休日、祝日に同時にチェックを入れる必要があります。
- 一度に取れる最短の休暇の期間:メンバーの一回の休暇の最小・最大期間を制限できます。
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- 一度に取れる最長の休暇の期間:年または月ごとにメンバーの合計休暇日数の最大値を制限できます。例えば、毎月 5 日以下などを設定できます。
- 申請の提出期限:休暇開始前何日まで、または休暇終了後何日までに申請を提出することを制限できます。
- 申請資格の制限:新メンバーが入社何日後に申請を提出できるかを制限できます。
- 他の休暇区分と時間が重複することができるかどうか:メンバーが作成中のこの休暇をすでに取っている場合、他の休暇と同時に取得できるかを設定できます。
- 休暇の優先度:他の休暇日数がまだ残っている場合、作成中のこの休暇を取得することを禁止するように設定できます。
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- 以上すべての設定が完了したら、画面右上にある 適用 をクリックして、休暇区分のルール設定を完了します。
- 休暇区分の一覧画面に戻り、作成した休暇区分に対して、並べ替え、無効化、削除などの操作を行うことができます。
- 並べ替え:休暇区分の行で、左側にある ⋮⋮ アイコンを選択しドラッグ&ドロップします。なお、休暇区分の一覧画面での休暇区分の並び順は、メンバーが休暇申請を提出する際に選択する休暇区分の順序に対応しています。
- 無効化・削除:休暇区分の行で、右側にある 無効化 をクリックすると、その休暇区分を無効化できます。無効化した後、再度有効化するか、削除することができます。
- 注:休暇区分が無効化された場合、関連する未完了の承認申請がある場合も同時に停止されます。
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2.2 適用対象を勤怠管理グループに追加する
休暇ルールの設定が完了した後、管理者はその休暇ルールの適用範囲に含まれているメンバーを勤怠管理グループに追加する必要があります。メンバーはルールに従って休暇を取得・使用する必要があります。なお、シフト制の勤怠管理グループの場合、管理者はメンバーのシフトを設定する必要があります。
- 勤怠管理コンソールを開きます。
- 左側のナビゲーションで、出退勤設定 > 勤怠管理グループ設定 をクリックします。
- 画面左上にある + 新規作成 をクリックして新しい勤怠管理グループを作成するか、既存の勤怠管理グループを開き、編集 をクリックして関連設定を変更します。
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- 勤怠管理グループの新規作成/編集画面で、基本情報 項目で、メンバーを「打刻が必要なメンバー」に追加します。
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- 勤務シフト 項目では、設定している勤務タイプに基づいて、労働日とシフトの設定を行います。
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- シフト制の勤怠管理グループの場合、「シフト設定」画面で、メンバーのシフトを設定する必要があります。
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- 休暇中のメンバーに打刻を求める場合、出退勤設定 項目で 休暇の開始時または終了時に打刻が必要 にチェックを入れてから、打刻のルールを設定します。
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- 勤怠管理グループの設定に関する詳細情報は、管理者|勤怠管理グループを設定するを参照してください。
2.3 休暇の承認申請と関連付ける
実行権限:スーパー管理者または承認の管理権限を持つ管理者が実行可能
勤怠管理コンソールで作成した休暇ルールは、 Lark 承認と関連付けることができます。関連付けが完了後、メンバーが休暇を申請・取得した後、システムはメンバーに適用される休暇ルールに従って休暇期間を計算し、休暇残日数を自動的に差し引きます。
スーパー管理者または承認の管理権限を持つ管理者は、承認管理コンソールで休暇承認の申請フォーム、承認者などを設定できます。
- 承認管理コンソールを開きます。
- 画面右上にある + 申請フォームを作成 をクリックして申請フォームを新規作成するか、既存の申請フォームの行の右側にある 編集 アイコンをクリックします。
- 申請フォームの設定画面の ② フォーム設計 で、画面左側のメニュー(ウェジット群 タブ)から 休暇 ウィジット群を選択し、これをフォームに追加すると、この承認を勤怠管理の休暇ルールと関連付けることができます。
重要:
- 休暇ルールと関連付けるには、システムが提供する休暇ウィジット群を使用する必要があります。
- 1 つの申請フォームには 1 つの休暇ウィジット群しか追加できません。
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- ③ ワークフロー設定 では、休暇申請の承認者や承認フローなどを設定します。
- (このステップはスーパー管理者または勤怠管理の権限を持つ管理者が実行可能)勤怠管理コンソールを開き、左側のナビゲーションで 管理者 > アプリ設定 をクリックし、申請設定画面で 休暇 を見つけ、スイッチをオンにします。また、編集 をクリックして、表示されるポップアップ画面で、方法が「Lark 承認 - 休暇」に設定されていることを確認してください。
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- 承認のヘルプページについては、こちらを参照してください。
- 上記の設定が完了した後、メンバーは勤怠管理アプリまたは承認アプリの 申請 画面で、休暇申請を提出できます。詳しくは、こちらを参照してください。
- 注:休暇の申請方法として「Lark 承認 - 休暇」を選択できるほか、「カスタムリンク」を選択して、Lark 以外の他社申請・承認ツールのリンクを追加することもできます。詳しくは、管理者|勤怠管理アプリ内の申請メニューを設定するを参照してください。
- 使用例
年次休暇を設定する
例えば、メンバーの就業年数と勤続年数に合わせて、年次有給休暇(法定年次休暇と法定外年次休暇を含む、下表参照)を設定するとします。
年次休暇の種類 | 付与ルール |
法定年次休暇 |
|
法定外年次休暇 (特別年次休暇/福利厚生年次休暇) |
|
上記の場合、設定する手順は以下の通りです。
- 勤怠管理コンソールを開きます。
- 左側のナビゲーションより、休暇管理 > 休暇区分 をクリックします。
- 休暇区分の一覧画面で、画面左上の 休暇区分を新規作成 をクリックします。
- 表示されるポップアップ画面で、年次休暇テンプレート を選択し、OK をクリックします。
- 基本情報 の設定を完了します。休暇日数の制限 では、制限あり を選択します。
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- 付与ルール では、以下を設定します。
- 付与期間:「年」を選択し、期間開始時間を「入社日」に、付与頻度を「日単位で付与」に設定します。
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- 付与日数:法定年次休暇/特別年次休暇を区分するか では 区分する を選択します。法定年次休暇 では就業年数により付与し、対応する条件を設定します。福利厚生年次休暇 では勤続年数により付与し、対応する条件を設定します。
- 注:「福利厚生年次休暇」と「特別年次休暇」は同じ意味で、いずれも法定外年次有給休暇を指します。
- 有効期限:年次休暇の有効期限を必要に応じて設定します。
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- 使用ルール 画面では、法定年次休暇、福利厚生年次休暇の適用順を設定できます。
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- 最後に、画面右上に 適用 をクリックして、年次休暇の設定が完了します。
休暇ルールの設定方法については、上記の「休暇ルールを設定する」を参照してください。
振替休日を設定する
振替休日は通常、勤怠管理の残業ルールと関連付けられており、残業時間が自動的に振替休日に換算されます。
- 勤怠管理コンソールを開きます。
- 左側のナビゲーションより、休暇管理 > 休暇区分 をクリックします。
- 休暇区分の一覧画面で、画面左上の 休暇区分を新規作成 をクリックします。
- 表示されるポップアップ画面で、振替休暇テンプレート を選択し、OK をクリックします。
- 必要に応じて 基本情報 の設定を完了します。そのうち、休暇日数の制限 の項目では 制限あり と設定されており、変更できません。振替休日の休暇日数上限は、残業時間によって決まります。
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- 付与ルール では、振替休日の 付与日数 は 残業時間に応じて振替 と設定されており、変更できません。必要に応じて 有効期限 を設定できます。
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- 必要に応じて 使用ルール などの設定を完了し、画面右上の 適用 をクリックすると、振替休日の設定が完了します。
- 休暇ルールの設定方法の詳細については、上記の「休暇ルールを設定する」を参照してください。
- 振替休日の設定が完了すると、その振替休日は残業ルールに関連付けられて使用できます。
- 勤怠管理管理コンソールを開きます。
- 左側のナビゲーションで、残業管理 > 残業ルール をクリックします。
- 画面左上で + 新規作成 をクリックして新しい残業ルールを作成するか、編集 をクリックして既存の残業ルールを変更します。
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- 残業ルール 画面に進み、処理方法 項目で、二番目にあるオプション、つまり残業時間を一定の比率で振替休日に処理するオプションを選択してから、対応する振替休日を選択します。
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- 他の設定を必要に応じて操作を完了します。
- よくある質問